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とうちゃんはむしゃんよか

 

内田麟太郎 文
西村繁男 絵
光村教育図書
2020年5月発行

 

あらすじ
「むしゃんよか」はかっこいいという意味の九州地方の方言。

ハジメ君は東京弁をからかわれてからあまりしゃべりません。父ちゃんは母ちゃんが死んでからしゃべりません。父ちゃんは夏祭りの大蛇山作りの名人。ふさぎ込んでいた父ちゃんでしたが、仲間に説得され大蛇山作りを始めます。父ちゃんのむしゃんよか姿をハジメ君に見せたかったぼくは、二人で作る現場を見学します。熱心に見学していたハジメ君に一言もしゃべらなかった父ちゃんが声を掛けました。大蛇山が始まり、父ちゃんのむしゃんよか姿を見た二人。いつの間にか大牟田弁をしゃべったハジメ君に二人で大笑いしました。

 

感想

沈み込んでいたお父さんが大蛇山作りをする中で変わっていく姿、見学する中で変わっていくハジメ君の姿、夏祭りが二人を前向きにする様子を大牟田弁でぼくが語る形で書かれています。夏祭りの特別な空気が感じられました。祭りの絵はとても迫力があります。夏に読み聞かせしてみたい絵本です。

 

読み聞かせには
年長さんから小学校中学年まで。

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