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金のおさら

 

バーネデット・ワッツ 作
福本 友美子 訳
BL出版

 

あらすじ

イザベルは仲良しのエリーの家で、「人形の家」で遊んでいました。

イザベルが「人形の家」の台所を見ると、小さな金色のきれいなお皿が壁にかかっていました。これはエリーのものとわかってはいるのに、うらやましくて、ついそのお皿をポケットに入れてしまいました。ポケットに入れた金のお皿は、イザベルの心を重たくします。

家に帰って自分の「人形の家」に飾ってみても、ちっともきれいではありません。おやつものどを通らず、眠ることもできず、翌日の朝、金のお皿を庭に埋めますが、ひまわりに睨まれているようで、とうとうおかあさんに泣きながらお皿のことを話しました。

イザベルはエリーの家に金のお皿を返しに一人で行きました。それからしばらくして、イザベルの誕生日がやってきました。

エリーからのプレゼントは、金のお皿。本当のイザベルの金のお皿でした。


感想

金のお皿を手にしてからの、イザベルの心の動きが、痛いほど伝わってきました。絵ももちろん細部まで丁寧に描かれていて、美しいです。


読み聞かせには

読み聞かせには難しいテーマですが、小学校低学年の子どもたちに。

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