ふしぎなやどや

 

はせがわ せつこ 文
いのうえ ようすけ 画

 

あらすじ
昔、中国に趙(ちょう)という旅商人の若者がいました。

ある日、板橋(はんきょう)という町で三娘子(さんじょうし)の宿に泊まることにしました。

噂どおり、もてなしの良い宿でしたが、夜中に眠れずにいた趙は、三娘子の部屋に灯りがついたのを見ました。
三娘子は手箱からおもちゃのような犂と木で作った牛と人形を出し、水を吹きかけました。すると人形は動きだし、そばの種をまくと、またたくまにソバの実がなりました。人形のひいたソバ粉で三娘子はソバもちをこしらえました。
次の朝、朝食を食べずに去った趙は助かりましたが、ソバもちを食べた客たちはろばになってしまいました。

また板橋の町にやってきた趙は、三娘子の作るソバもちとそっくりのソバもちを買い、三娘子の宿に泊まりました。

前と同じことが繰り返されましたが、趙はうまく三娘子をだまし、三娘子に自分の作ったソバもちを食べさせて、ろばにしてしまいました。ろばになった三娘子は趙に使われ、四年の月日が流れました。
ある山道で出会った老人に、三娘子を許してやってほしいと言われ、老人がろばの口を開けると、三娘子は飛び出し、去って行きました。

 

感想
夜、三娘子の部屋で行われる人形の動作は、不思議でこわい雰囲気があり、絵もお話とよく合っていて、夏の読み聞かせには向いているかと思います。

 

読み聞かせには
幼稚園、保育園の年長さん、小学校低学年の子どもたちに。

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