かとりせんこう

 

田島 征三 作

 

あらすじ
蚊取り線香のけむりが流れていくと、蚊がぽとんと落ちます。

お花もぽとん。帽子もぽとん。新聞紙の字、おじさんのメガネ、ひげもぽとん。

けむりは家を出て、いろいろなものをぽとんと落としていきます。

看板、UFO、魔女も。けむりはお月様まで届き、お月様は、涙をぽとん。

その涙で蚊取り線香が消えます。

 

感想
蚊取り線香の煙が「もんもん」と流れていく静かな雰囲気で始まり、夏の夜の風景が描かれていると思って開くと、いろいろなものが落ちていくナンセンスに変わる。ラストはどうするのだろうと思っていると、蚊取り線香がじゅっと消え、静かな夜に戻る展開はさすがと思いました。

 

読み聞かせには
幼稚園、保育園の年長さん、小学校低学年の子どもたち、真夏に読みたい本です。

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