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トラのじゅうたんになりたかったトラ
ジェラルド・ローズ 文・絵
ふしみ みさを 訳
岩波書店
あらすじ
としをとり、骨と皮ばかりにやせてしまったトラ。
宮殿の広間で、王様と家族がおいしそうにごはんを食べている姿をのぞいては、うらやましく思っていました。
ある日、召使いが宮殿の庭にほした、トラの毛皮のじゅうたんを見てひらめきます。
じゅうたんを隠し、じゅうたんになりすましたトラは、広間にしかれました。
王様たちが部屋から出て行ったあと、残りのごちそうを食べ、暖かな広間で眠る生活を守ろうと思うトラですが、日に日にトラらしくなる自分の姿に危機感をおぼえます。
そんなある日、宮殿にどろぼうが入ります。王様がどろぼうにつかまってしまい、王様を助けるため、思わずトラは大声でほえてしまいます。
感想
頭がいいのか、ひょうきんなのかよくわからないトラが、なんとも愛らしく描かれています。ラストがハッピーエンドであたたかい気持ちになりました。
読み聞かせには
少し長い話が聞けるようになった幼稚園・保育園の年長児、小学校低学年向き
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