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ひとりになったライオン

 

夏目義一 文・絵
福音館書店

 

あらすじ

家族を離れて、ひとりで暮らすことになったライオンは、空腹だが、狩ができるか自信がなく、これからどうやって生きていくのか心細くなった。シマウマの子どもを見つけ、狙って草むらに身を隠すが、子どもの周りにシマウマが集まり、どこに子どもがいるのかわからなくなってしまう。物音を立ててしまったライオンはシマウマに気づかれ、がむしゃらに追い、転んだシマウマの子どもに襲いかかった。しかしシマウマのお母さんにけられ、お父さんに鼻をかまれ、狩に失敗してしまった。


感想

絵に迫力があり、サバンナの広さが感じられます。ライオンの表情のアップも気持ちが表れていて、特にシマウマの子どもがどこにいるかわからなくなってしまう顔は、とてもリアルなのにひょうきんで笑ってしまいました。裏表紙に肉をくわえて歩く後ろ姿が描かれていて、読み聞かせした子どもたちは、狩の成功に喜んでいました。


読み聞かせには

保育園幼稚園の年長さんから小学校中学年の子どもたちに。

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