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ロバのシルベスターとまほうの小石

 

ウィリアム・スタイグ さく
せた ていじ やく

 

あらすじ

変わった小石を集めるのが好きだったロバのシルベスターは、ある日、赤く光る小石を見つけ、その石が願い事がかなう石だとわかります。でもその小石は体にふれていないと願い事はかなわないのです。ライオンに出会ってしまい、とっさに「ぼくは岩になりたい」と言ってしまったシルベスター。まほうの小石はすぐそばにあるのに、どうすることもできません。

一方父さん母さんはシルベスターを探しますが、見つけられず、悲しみに明け暮れていました。どうすることもできないシルベスターは、岩のまま眠り、季節はめぐり、また春がきました。

父さん母さんは悲しみを忘れるため、シルベスターがいる山へピクニックにでかけました。そこで父さんは、まほうの小石を偶然見つけ、シルベスターの上に置きました。「もとのぼくにもどりたい」と願ったシルベスター。願いは叶い、親子三人は幸せな再会をします。

 

感想
どうなるのだろうとハラハラドキドキした後の、億万にひとつの偶然がおきる安堵感。家族っていいなあと何度読んでも幸せな気持ちにさせてくれる一冊です。

 

読み聞かせには
小学校低学年から中学年ぐらいなら読み聞かせでもいいかと思います。

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