黄金(こがね)りゅうと天女

 

代田 昇 文

赤羽末吉 絵

BL出版

2018年3月発行

 

あらすじ

昔、那覇の町に身分違いから好き合っているのに夫婦になれない若い男女がいました。二人は夢に出た天女の言葉に導かれ、船で慶良間のはずれの慶留間にたどり着き、やがて女の子を授かりました。

可愛(かなー)と呼ばれたこの子はとても賢い子でしたが、七つの誕生日を迎えた朝「わたしは天にいかねばなりませぬ」と言い残しオタキ山に向かい走り出し、黄金竜の背に乗り消え去りました。

何年か後、突然大和の海賊船が現れ阿嘉と慶留間に上陸し島の人々に襲い掛かかりましたが、黄金竜が現れ竜巻を起こし、海賊船を退治してくれました。

黄金竜の背に天女が座っているのを見た島の人々は「可愛がわしらを救ってくれた」と黄金竜を拝みました。黄金竜が奥武島のてっぺんに刺した青竹はおおゆりの林となって残り、島の人々はこの花に中に天女の姿を時々見るそうです。

 

感想

表紙を開くと慶良間列島の地図の中に竜の姿が描かれていて、これから始まる物語への期待が膨らみます。主人公の成長ぶりが「一杯食べれば一杯だけ大きくなり、とても賢い」ところが桃太郎と共通しています。お話は昔話なのでしっかりしていて、絵はお話の雰囲気にとても合っていて安心して見られます。

 

読み聞かせには

長い話ですが、物語がしっかりしているので、年長児さんから小学校中学年の子どもたちに。

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