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ぼく生きたかったよ…

~くまのおやこ ニコーとリコー~

すずきまいこ えとぶん

かりん舎

 

あらすじ

くまの絵をかく男の子とおじいさん。男の子におじいさんは、動物園で飼育員をしていた戦争中の話を始めた。忘れられないくまの親子ニコーとリコーのこと。軍の命令で射殺されることになった2頭のくまの最後の夜、わずかなごちそうをあげた。翌日銃で撃たれるが、翌朝くまの親子はまだ息をしていた。早く苦しみから楽にしてあげたくて、飼育員たちはくまの首に針金をかけて絞めた。話は終わり、おじいさんは話を聞いてくれた男の子に「ありがとう」と言う。


感想

実話に基づいているので、描写が細かく、戦争の悲惨さが伝わってきましたが、

話を聞いた男の子の心理描写も欲しいと思いました。巻末に戦争中の動物園での猛獣処分記録が載っています。


読み聞かせには

読み聞かせした後のフォローができる状況であれば、小学校低学年から。

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