王さまになった羊飼い

 

松瀬七織  再話

イ ヨンギョン 絵

福音館書店

2018年3月発行

 

あらすじ

昔、ある地主の家に羊飼いの男の子がいました。地主からはほんの少しのツァンパ(チベット人の主食)しかもらえなかったのでいつもひもじい思いをしていました。

ある日ツァンパの袋を開けると一羽のうさぎが近づいてきたのでツァンパを分けてあげました。毎日ツァンパを分けてあげ百日過ぎた日、うさぎは元の姿『天の神』に戻れ、お礼に宝を授けると言います。男の子は宝はいらないので、さみしくないように動物の言葉が分かるようにしてくださいと言いました。明日殺される母羊の声を聞いてしまった男の子は母子羊を逃がし地主の家を出ました。

ある王国にやって来た男の子は王様の使いの馬の声を聞き、馬の話がわかるのはただの人ではないと思われ、王様のもとに連れていかれました。王様から王子の耳を治したらこの国の半分を与えると言われますが、手立てが見つかりません。ところがからすが王子の病気の話をしているのを聞き、聞いたとおりに王子の耳に入っていたくもを退治すると王子の耳は治りました。こうして羊飼いの男の子はもらった国の王様となり、国中の人や動物と一緒に幸せに暮らしました。

 

感想

長い話ですが、昔話でお話がしっかりしているので、読み進めます。チベットの雰囲気のよく出た絵でお話とよく合っています。使われている言葉は丁寧で平易なので、年長児さんでも理解できると思います。お話の聞きなれたころの年長児さんに読み聞かせしてみたいです。

 

読み聞かせには

お話の聞けるようになった頃の年長児さんから小学校中学年の子どもたちに。

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