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あむ
小風さち さく
山口マオ 絵
福音館書店
2018年4月発行(2011年7月 月間「こどものとも」発行)
あらすじ
黒犬『あむ』が語る形で物語は進みます。あむはかっちゃんの家の庭で暮らしています。かっちゃんとの散歩が大好き。散歩の途中で聞いた「イン シャララ イン シャララ」の音。海の波の音だとかっちゃんに教えてもらい、海ってなんだ?とあむは思います。
次の日、かっちゃんは友達と海へ出かけてしまいます。あむは動き回り首輪が外れたところでかっちゃんを追って走り出します。一人で進む道には誘惑がいっぱいで田んぼの水路を走ったり落ちている魚を食べて吐いてしまったり、かっちゃんに言われたことを守らないで大変な思いをしますが、波の音を頼りに海を目指します。やっと海にたどり着き、かっちゃんと出会え、喜び抱き合いました。
感想
小風さちさんと山口マオさんのコンビの作品。お話の雰囲気と絵がぴたりと合っています。読み聞かせをしてみたところ読み終わってから「ザップンシャララ インシャララ」という波の音を口ずさみながら踊り出す子が出てきました。子どもたちをお話の世界に浸らせてしまう音の表現に感心してしまいました。
読み聞かせには
年長児さんから小学校低学年の子どもたちに。
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