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とんでとんでサンフランシスコ

 

ドン・フリーマン 作

山下明生 訳

BL出版

2005年8月発行

 

あらすじ

サンフランシスコの高いビルの屋上にネオンサインの看板があり、Bの文字に住む1羽の雄鳩がいました。他の鳩たちはその鳩を変わり者とばかにしましたが、白い羽の雌鳩だけはばかにしませんでした。鳩たちに餌をくれるハイ・リーさんは2羽の鳩をシッドとミッジと呼びました。やがて2羽はBの文字に巣作りをし、たまごが2つできましたが、看板が取り壊される事件が起きます。巣に気付いてくれた運送屋がBの文字をあるパン屋に運びました。ミッジは巣を追いかけます。一方シッドはミッジを探し街中を飛び回りますが雨に打たれボロボロになったところをハイ・リーさんに助けられます。ハイ・リーさんが連れてきてくれたパン屋の看板にはBの文字がありました。奇跡的に巡り合えたシッドとミッジの前で2つのたまごからひながかえりました。


感想

絵がとてもいい。サンフランシスコを旅している気持ちにさせてくれる絵本です。雄鳩が雌鳩を探し飛び交う街の情景は臨場感があります。登場人物は心優しい人たちで、安心感が得られると思います。愛の力って強いと感じさせてくれました。1958年コールデコット賞オナーブックに選ばれています。


読み聞かせには

長い話ですが、物語がしっかりしているので、年長児さんから小学校中学年の子どもたちに。

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