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おうち
中川ひろたか 作
岡本よしろう 絵
金の星社
2018年5月発行
あらすじ
(何気ない日常の様子が描かれた後)
なんで私はこのおうちに帰ってくるんだろうと、ふと考えた女の子。犬や鳩、みつばち、サケもおうちに帰ってくるのをすごく不思議に思います。暗くなった帰り道、電気がついたおうちを見ただけであったかい気持ちになれます。家族がいて安心できるおうち。戦争や災害で家を失くした人が世界にはたくさんいるとお母さんから聞き、帰りたいところに帰れない気持ちを考えます。そして今日もおうちに帰ってきます。
感想
中川ひろたか氏の「はじめてのテツガク絵本」シリーズ
なんで私はこのおうちに帰ってくるのだろうと考える『気づき』が哲学なのでしょうか。
絵は『生きる』の岡本よしろう氏。やさしいタッチで何気ない日常が細かい部分まで丁寧に描かれています。世界には家を失った人、故郷の国を失った人がいます。そのことに思いをはせることが大切であるとともに、帰りたいと思える家を全ての子どもたちが持てるよう願わずにはいられません。
読み聞かせには
小学校低学年から中学年の子どもたちに。
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