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「エイドリアンはぜったいウソをついている」

マーシー・キャンベル 文
コリーナ・ルーケン 絵
服部雄一郎 訳 
岩波書店

2021年1月発行
あらすじ
「うちには馬がいるんだよ」と言うエイドリアン。私は絶対に信じない。貧乏なエイドリアンが馬なんて飼えるはずがない。母さんは「でもどうしてウソってわかるの」と言います。
ある日母さんと一緒に犬の散歩に出かけるとみすぼらしい家が集まる地域にきてしまいました。そこにはエイドリアンがいて私は犬を介してエイドリアンと口をききました。エイドリアンが投げたボールをキャッチして投げ返すと少し気分が良くなりました。そして私はエイドリアンがウソをついているのではなく、学校にいる誰よりもすごい想像力の持ち主なのかもしれないと思えてくるのでした。

感想
始めはかたくなにエイドリアンを認めていなかった私が、近づいて口を利くことで認められるように変化する様子がよく表されています。そうし向けたお母さんの態度に好感が持てました。絵もさわやかでお話と合っていると思いました。

読み聞かせには
小学校中学年の子どもたちから。

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