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うらしまたろう
おざわ としお 再話
かないだ えつこ 絵
くもん出版
あらすじ
昔、長者の家にうらしまたろうという息子がいました。ある日、魚釣りに海に出かけたうらしまたろうは、子どもたちにいじめられている亀をお金と交換し、助けてあげました。しばらくたったある日、魚釣りに出かけたうらしまたろうのところに、大きな亀が現れ、この間のお礼に竜宮城に案内すると言いました。竜宮城では乙姫さまがもてなしてくれ、竜宮城を案内してくれました。花見や田植え、お盆や祭りの部屋をみせてもらったうらしまたろうは、帰らなければと乙姫さまに伝えました。乙姫さまは、最後という時まで開けてはいけないと言って玉手箱を渡しました。ところが帰ってみると、家はなくおじいさんに聞くと、うらしまたろうがいなくなった後、家は途絶えてしまったことを知ります。これが最後と思ったうらしまたろうは、玉手箱を開けました。すると、白い綿のようなものが吹き出し、羽となりうらしまたろうを鶴に変えました。鶴となり天竺に上がったうらしまたろうは、亀となった乙姫さまと夫婦になり、天竺で幸せに暮らしたそうです。
感想
鳥取県で語り継がれていた「浦島太郎」をもとに再話したお話だそうです。浦島太郎と乙姫様が鶴と亀になり、天竺で夫婦となって暮らしたというのは、私は初めて聞きました。シックな装丁で開いてみると、ぴったりの画で、お話と絵も合っていると思いました。
読み聞かせには
歌の部分があるので、どう読み聞かせするか、読み手により雰囲気が随分と変わるのではないかと思います。小学校低学年から中学年の子どもたちに。
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