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梨の子ペリーナ

 

イタロ・カルヴィーノ 再話
関口英子 訳
酒井駒子 絵
BL出版
2020年9月発行

 

あらすじ

王さまに納める梨の代わりに籠に入れられた女の子。お城の倉で見つけられ下働きをするようになりました。ペリーナと呼ばれた女の子は働きぶりも気性もよく皆に好かれ王子様とも仲良しになりました。ところがそれを妬まれ「ペリーナは魔女の宝物を取ってこられる」と噂され、王様に宝物を持ってくるまで中に入れないと言われ宮殿を追い出されてしまいました。梨の木で眠ったペリーナは木の下にいたおばあさんから肉の油、パン、もろこしの穂をもらいおまじないを教えてもらい、まっすぐ進むように言われました。進んだ先には3人の女が自分の髪の毛を抜いてかまどを履いている所、3頭の番犬がいる場所、血のように赤い川、立派なお城の開かずの門がありますが、おばあさんにもらった物とおまじないで通り抜けることができました。お城の中には宝箱がありペリーナはそれを持って帰ろうとしました。すると宝箱はペリーナが通れなくなるよう門、川、番犬、かまどの女に声を掛けます。しかしペリーナに助けてもらった皆は言うことを聞かずペリーナを通してくれました。宮殿に帰ったペリーナに王子様は「褒美になにがほしいと王様に聞かれたら地下室の大きな灰箱が欲しいと言うんだよ」と言われます。灰箱には王子様が入りこんでいて、王様は二人が結婚の約束をするのを認めてくれました。


感想

1956年に再話者によりまとめられた「イタリア民話集」に納められたイタリア北部モンフェッラートに伝わるお話。お話は昔話らしく納得いく筋立てです。絵がとてもお話に合っていて梨の木に座る女の子や少し不気味な髪の毛を抜いてかまどを掃く女や血の色をした川まで美しく描かれています。安心して読める絵本です。


読み聞かせには

小学校低学年から大人の方まで。

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