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ごろごろにゃーん

 

長 新太 作・画
福音館書店
1984年2月発行

 

あらすじ

水に浮かんだ飛行機に猫たちがボートで乗り込みます。ごろごろにゃーんごろごろにゃーんと飛行機は飛んでいきます。飛行機から猫たちが魚を釣り、食べながらもごろごろにゃーんと飛び続け、くじらから逃れ、雨の中を飛び、UFO、蛇の上、ビルの上を飛び、犬たちからも逃れ、巨大な飛行機の横を飛び、ひたすらごろごろにゃーんと飛んでいきます。そして
無事戻ってきます。


感想

こどものともで出版されたのが1975年。45年前の作品です。どの場面も文は「ごろごろにゃーんごろごろにゃーんとひこうきはとんでいきます」だけ。短い文が読み手の想像力を掻き立てます。飛行機に乗って帰ってくるだけのお話なのですが後味の引かれる一冊です。ラスト1ページ前に出てくる人間の手が何を意味するものなのか謎で、妙に心惹かれる絵本です。


読み聞かせには

小さな子どもさんから大人まで。

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