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パパゲーノとパパゲーナ

 

小西英子 作

福音館書店  

2017年11月発行

 

あらすじ

森に住むパパゲーノは笛を吹くのが得意な若者。お嫁さんがほしいという願いを叶えるため、鳥に導かれ長旅の末、森の王の館に着きました。そこで老婆に出会い、困った時はあたしを思い出してと言われます。森の王は館の地下深くにある銀の鈴を取ってきたら、お嫁さんのパパゲーナに会わせてやろうと言います。パパゲーノは勇気を出し地下を目指します。足をくじき困った時老婆が現れ助けてくれました。困難を乗り越え銀の鈴を手に入れたパパゲーノでしたが、老婆に自分をお嫁さんにしてくれなければ帰り道は教えないと言われ、王のもとに戻ります。パパゲーナに会わせてほしいと王に頼むと、銀の鈴を鳴らせたら会わせてあげると言われますが鈴はなりません。森を思い出し笛を吹くと鈴はなり出し、老婆が服を脱ぎ捨てるとパパゲーナになりました。そして約束通りパパゲーナはパパゲーノのお嫁さんになり、二人には何人も子どもが生まれみんなで仲良く暮らしました。

 

感想
モーツァルトのオペラ『魔笛』を基に作られた絵本だそうです。パパパの二重唱の楽譜やモーツァルトの自筆楽譜が始めと終わりに載っています。音楽が聞こえてくるようなお話でお話もしっかりしているので、長さはあまり感じません。
 
読み聞かせには               
保育園幼稚園の年長さんから小学校中学年の子どもたちまで聞けると思います。

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