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へろへろおじさん

 

佐々木マキ さく
福音館書店

 

あらすじ

おじさんは、友だちに書いた手紙をポストに入れようと部屋を出ました。ところが、階段にあったボールを踏んで、階段を滑り降りてしまいました。外へ出ればマットが落ちてくる。犬に引きずられる。ぶたの群れに踏まれる。さんざんな目にあい、やっとポストに手紙を入れました。そして公園でアイスクリームを買うとアイスクリームが地面に落ちてしまいます。とうとうこらえきれずにベンチで泣き出したおじさんに、小さな女の子がアイスクリームを差し出しました。おじさんは、女の子とお母さんに、深々と頭を下げました。


感想

ついていない日ってこんな感じでしょうか。我慢の限界がアイスクリームだったのですね。女の子のやさしい行為にほっとしました。人の温かさはこんな時には身に沁みますね。低学年の子どもたちに読み聞かせしたら、次はどうなるかと興味津々。ラストの場面を見ても「また落ちるんじゃないの」と心配そうに言っていました。


読み聞かせには

保育園幼稚園の年長さんから小学校低学年の子どもたちに。

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