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パンのかけらとちいさなあくま

 

内田 莉莎子 再話
堀内 誠一 画


あらすじ

貧乏な木こりの、パンのかけらを盗んだちいさなあくま。大きなあくまに怒られました。木こりに謝り、何か木こりの役に立ちたいと言うと、地主の持つ荒れた沼地を麦畑に変えてほしいと、言われました。ちいさなあくまは、力の限りをつくし、麦は見事に実りました。ところが、地主は麦を全部持って行ってしまいました。ちいさなあくまは知恵をはたらかせ麦を取り返しに行きます。地主に、ひとたばでいいから、木こりに麦をわけてほしいと頼み、承諾を得ると長い縄を作り、麦を全部ひとたばにしていまいます。怒った地主は、おうしたちを放ち、ちいさなあくまに襲いかからせますが、ちいさなあくまは、おうしたちをつかまえて、麦のたばを背負わせて帰ってしまいました。木こりは喜び、許しを得たちいさなあくまはうちへ帰って行きました。

 

感想
リトアニアの民話で、話はしっかりしています。絵はお話に合っています。特に麦のたばの場面は、迫力があり、麦の実る季節に読み聞かせしたくなる一冊です。

 

読み聞かせには
幼稚園、保育園の年長さんから小学校低学年に。

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