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あなに

 

長谷川 集平 作
解放出版社

 

あらすじ

ひろしは、転校生のしろうを誘って、キャッチボールを始めました。日曜日の朝。
おかあさんや妹、友達、おとうさんも通りかかり、声をかけていきます。それでもひろしとしろうはキャッチボールを続けます。
二人はだんだん調子が乗ってきて、声を掛け合い始めます。
ところが、ボールは工事中の「あな」に落ちて取れなくなってしまいます。
別のボールで暗くなるまで、キャッチボールをつづけた二人。
月曜日の学校帰り、「あな」は埋められていました。ひ
ろしはここに僕ら二人の大事なものが埋まっていると思いました。


感想

ひたすらキャッチボールを続ける二人の距離が縮まっていくのが伝わってきます。ゆるやかな友情の始まりが感じられました。


読み聞かせには

ストーリーが淡々と進むので、インパクトはないかもしれませんが、読んでみたい気がします。小学校中学年以上

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