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おはなをあげる

 

ジョナルノ・ローソン 作
シドニー・スミス 絵
ポプラ社

 

あらすじ

文字のない絵本。
小さな女の子がお父さんと手をつないで、家へと町を歩いています。途中で、道端に咲く花を見つけてつみます。女の子は忘れられているような名もない花を見つけてはつみ、手には小さな花束ができます。公園で小鳥が息絶えているのを見つけた女の子は、花を添えてあげます。家に着くと、抱きしめてくれたお母さんの髪に、兄弟にも花をさしてあげます。そして自分の髪に花をさし、空高く飛ぶ鳥たちを見つめます。


感想

初めのページでは女の子の洋服の赤色以外はモノトーンですが、花を摘むと背景に色が加わります。小鳥に花をささげるシーンと、ラストの空高く飛ぶ鳥のシーンが印象的でした。絵画性があって、文字が無くてもメッセージが伝わる絵本です。


読み聞かせには

一人読みなら小学生から大人まで読める絵本です。文字がないので、声で読み聞かせるのはできませんが、子どもたちは絵を読めると思いますので、無言の読み聞かせにチャレンジしてみたい気がします。

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