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ひょうたんめん

神沢利子 文
赤羽末吉 絵
復刊ドットコム
2017年11月発行

 

あらすじ

昔、たねがしまにおとじろううまごろうという人がいました。ある日馬を引いて塩を買いに行き、帰り道、ひょうたんめんというお化けと出くわしました。塩を食わせなければ馬を食うと言われ、塩を投げ出し、馬を引いて逃げますが、追いついたひょうたんめんは馬を食わせろと言い、馬を置いて逃げました。小川の岸辺の木の上に逃げたおとじろううまごろうさんの影が水に写ると、ひょうたんめんは影めがけて飛び込み頭を二度打ちますが、見つかってしまいました。かずらを伝ってひょうたんめんが足元まで来た時、かずらを切り、ひょうたんめんは川へ落ち腰を打ち家へと帰って行きました。仕返しに出たおとじろううまごろうさん。風呂に入ったひょうたんめんに風呂のふたをし石を乗せてゆで上げてしまいました。


感想

妖怪話なのですが、ひょうたんめんが間抜けで、怖いと言う感じがなくてひょうきんなお話です。赤羽末吉氏の絵ですが、美しさの中にもそんな妖怪のひょうきんさがよく表されています。文も読み易く、怖いものは弱い子どもさんにも読み聞かせできるお話になっています。


読み聞かせには

年長さんから小学校低学年の子どもたちに。

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